県や田辺市、新庄漁協などでつくる「田辺湾におけるアマモ場造成事業ネットワーク」は26日、田辺市新庄町の内の浦湾でアマモの種まきをした。参加者は「海のゆりかご」と言われるアマモが順調に生育し、豊かな水産資源が維持されるよう作業に励んだ。
アマモは砂地の海底に生える稲に似た海草。内の浦湾ではかつて、小魚の育成場となるアマモ場が豊富にあったが、近年は少なくなり、県や地元関係団体が協議会をつくり、2005~07年度の3年計画でアマモの造成事業を進めてきた。08年度からは協議会のメンバーらでネットワークを組織し、アマモ場づくりを継続している。
26日は、地元の新庄第二小学校4~6年生の十数人を含め約50人が参加した。内の浦湾の駐車場で、ヤシの繊維でできた長さ5メートル幅1メートルのシートに、1平方メートル当たり300粒のアマモの種をのりで付着させた。小学生が手伝い、計40平方メートルに1万2000粒の種をまく作業を行った。種を付けたシートは、ダイバーが内の浦湾や神島近くの海底に設置した。