第十一回エネルギー利用技術作品コンテスト(日本産業技術教育学会主催)の審査がこのほど大阪であり、瀬戸内町立与路中学校(重田和隆校長、生徒五人)の榮海帆さん(二年)と福井亜未さん(同)の「スーパーアンブレラ安心君II」が最高の文部科学大臣賞を受賞した。また、泰綾香さん(三年)と徳永奈都美さん(二年)の「Solar washing machineII(かばくん)」が中小企業庁長官賞、東哲平君(二年)の「ハイブリッドケミカランプ」が日本産業技術教育学会奨励賞を受賞。生徒全員が特別賞に輝く快挙を成し遂げた。
同コンテストは小中高校生と高等専門学校を対象に、児童生徒らが技術的な視点を持って自発的に「ものづくり」に取り組める環境を提供する目的で開催されている。ことしは全国から約七百点の応募があり、大阪府柏原市の大阪教育大学で一次の書類審査、二次の作品審査が行われた。
文部科学大臣賞を受賞した榮さんと福井さんの「スーパーアンブレラ―」は傘の先端に、スイッチを入れると赤、青、黄などに点滅する発光ダイオード(LED)を取り付けた作品。雨天時などに見通しの悪い路地で高齢者の交通事故防止を図るため発案した。手動の発電機を本体に接続し、持ち手部分に内蔵した電池にエネルギーを蓄え使用する。通常の傘とほぼ同じ重量になるように工夫を重ねた。
泰さんと徳永さんの「Solar―」は、約六十センチの立方体の小型洗濯機。太陽電池パネルで充電したエネルギーを利用して洗濯、乾燥し、手動の脱水機を備えている。東君の「ハイブリッド―」は夜釣りで見た夜光虫にヒントを得て発案したLEDと化学薬品などを使用したランプ。
生徒らは夏休み中ほぼ毎日、作品の製作に取り組んだ。「壁にぶつかり、やめようと思うこともあった。完成したときが一番うれしかった」と笑顔を見せた。
指導に当たった牟田典丘教諭(35)は優秀指導者賞を受賞。「大きな学校に比べて資材や機械などのハンディがある。子どもたちは生活の中で出た純粋な発想から自分たちで考えて製作した。受賞はもちろんうれしいが、困難を乗り越えた子どもたちの頑張りを評価したい」と語った。
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