桃中のオープンステージが復活

宇部日報社 教育 2008-10-25

桃山中(樫部隆彦校長、三百六十一人)が誇る野外劇場「オープンステージ」の改修工事が二十四日に完了した。二十五日にはステージで、同校の創立六十周年を祝う式典が行われ、創立記念事業として復活させた施設を末永く大切にしていくことを誓い合った。二十六日は六十周年記念の文化祭が同校で開かれる。
 オープンステージは、創立から二年後の一九五〇(昭和二十五)年に、ギリシャの円形劇場を模して造られた。長年、入学式や集会に利用されてきたが、コンクリートのゆがみや剥離(はくり)がひどくなり、五年前から使用禁止になっていた。
 「桃中のシンボルを修復して後世に伝えたい」と、二〇〇四年にオープンステージ再生の会(脇本理恵子会長)が結成され、同校同窓会(塔野仁三朗会長)と協力して募金活動を展開。保護者や地域住民、全国の同窓生などから千五百万円が集まり、今年七月から改修工事に取り掛かった。
 ステージを囲む半円形の客席は、生徒の体格が良くなったことを考慮し、十九段(約二千席)から十段(約六百席)へ。見た目は極力変えずに、ゆったりと座れるように造り替えた。通路には手すりを配し、ステージの色も塗り直した。荒れ放題になっていた池は、一部を石庭にした。
 式典は午前十時からあり、全校生徒と関係者ら四百人が出席。塔野会長は「オープンステージの思い出がいつまでも心の中で輝き続けるような中学校生活を送って」、樫部校長は「一人ひとりの力や善意を結集させれば、大きな事業をやり遂げられるということを、再生したオープンステージから感じ取ってほしい。先輩から受け取った学校の財産を大事にして、後輩に受け継いでいこう」と呼び掛けた。

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