桜川市真壁町古城の国指定史跡・真壁城で11月8日夕に開かれる「アースワーク土舞台・人形浄瑠璃2008」に出演する役者や人形遣いらが23日、特設の土舞台で初めての稽古(けいこ)合わせを実施した。
「第23回国民文化祭いばらき2008」の同市関係事業でも、地域の自然や歴史遺産、古典と現代アートを融合させる意欲的なプロジェクト。1年がかりで準備され同市の伝統文化やアーティストが結集する。
野外の土舞台は発掘調査が進む中城(三の丸)部分に、地元の土で陶芸家らが舞台を仕上げた。舞台両側の見切りとして、市内の小学生約500人が舞台両サイドにイメージ豊かな陶モニュメント作品を制作した。
手作り舞台では、地元で活動する県内唯一の人形浄瑠璃「真壁白井座」と、知的障害者らが田楽など豊かな身体表現に取り組む、つくば市の自然生(じねんじょ)クラブとのコラボレーションが試みられる。
この日は、演目の新作「女夫松菟玖波曙(めおとまつつくばのあけぼの)」を通しで稽古する予定だったが、雨のため30分ほどで打ち切られた。小倉馨座長は「当日は何とか晴れてほしい」と熱い期待を込めていた。
筑波山や権現、足尾、加波山を背後に望みながら、今後は舞台周辺に2000本ののぼり旗が立てられる。土舞台の見切りや観客席が設置され、最終リハーサルを経て公演の本番を迎える。