鵜ノ島小(田村博孝校長、二百四十四人)で二十一日、文化庁の「本物の舞台芸術体験事業」として、ミュージカルの鑑賞会があった。劇団イッツフォーリーズが「ファーブル昆虫記|コガネムシの愛」を上演。虫たちの一生をテーマとして、歌とダンスでつづられる舞台に、全校生徒がくぎ付けになった。エンディングでは、六年生十一人がステージに上がり、役者たちに交じって軽快なダンスを披露した。
同事業は、芝居と音楽が融合したミュージカルという芸術に触れることで、その魅力を知り、味わい方を学ぶのが目的。今年度は、中国地方の小学校と総合支援学校計十二校が開催校に選ばれた。宇部市内で選ばれたのは同校だけ。巡回公演は今月初めに始まり、二十二日に終了する。
コガネムシやアリ、チョウ、クワガタ、テントウムシなど、草むらの虫たちが主人公。物語は四季に沿って展開し、虫たちが生まれ活動し始める春、にぎやかな夏は、明るくリズミカルな歌とダンスで表現された。やがて季節は秋から冬へ。次の世代に未来を託し、虫たちが短い一生を終える場面は、子供たちに一生懸命に生きることの大切さや命の尊さを考えさせた。
エンディングには、六年生の出演希望者十一人が登場。事前のワークショップでダンスレッスンを受け、練習を重ねてきたメンバーが、笑顔で成果を披露すると、客席から割れんばかりの拍手がわき起こった。
出演した米澤光君は「多くの人が見ている舞台に立つのはとても緊張したけど、ライトを浴びながら踊るのは気持ちが良かった。出演に立候補して良かった」と話した。