ユズ生産量県内一の古座川町平井で21日、ユズの初搾りがあり、作業場にさわやかな香りが漂った。
ユズの加工製造をしている農事組合法人「古座川ゆず平井の里」が町内で栽培されたユズを買い取り、地区内の搾汁場で搾っている。今年の作柄は、裏年に当たるため昨年の6割・約90トンの収穫量を見込んでいる。
今シーズンは18日から収穫が始まった。21日は作業員7人が約3トンのユズを搾った。収穫は11月下旬まで続き、搾る作業も同時期まで続く。新谷稜助代表理事(73)は「不作で収量が少ない分、実は少し大きい」と話している。
町内では53戸が14ヘクタールでユズを栽培しており、そのうち平井は33戸7ヘクタールを占める。高齢化が進み栽培量を維持するため、同法人は昨年から、譲り受けた農園約50アールで栽培している。
古座川産のユズは、朝と夜の寒暖の差が大きいことから、香りが強く、程よい酸味があるという。搾られた汁は、ジュースやぽん酢に、絞りカスのきれいな部分はマーマレードなどに加工される。それ以外の搾りカスは堆肥として利用される。