和歌山県でマツタケ豊作

紀伊民報社 経済 2008-10-20

青果市場などに活気

紀南地方の山間で今秋、マツタケが豊作で青果市場や産直店をにぎわせている。県林業試験場(上富田町)によると、豊作の原因は梅雨時期に大雨がなかったものの、夕立など山間部では適度の雨量があった。夏は暑く、9月ごろから順調に冷え、さらに10月に入って雨が降ったことでマツタケに良い刺激を与えたのではないかという。
 田辺市稲成町、田辺中央青果では20日、ここ4、5年で最も多い24キロの地元産マツタケが入荷、市場内に威勢の良い競りの声が響き渡った。
 田辺市の中辺路町や龍神村などで採れた約600本。大きなもので250グラムほどあり、長さも20センチを超えていた。サイズや質で分けて並べられ、次々と競り落とされていった。
 価格は最も高いもので1キロ当たり4万5000円で、平均は2万9000円だった。今年は10月4日に初入荷し、その後、多い日で十数キロが入荷した。質は良いが例年より若干安値で推移しているという。
 市場関係者は「後半も適度の雨が降れば順調に出てくると思う。最近は東京のフランス料理店からの引き合いがあるほど人気が出てきた」と話している。
 香りの面で国内産に劣るが、食感がほとんど変わらず安く手に入るアメリカ産やトルコ産も入荷している。輸入ものは1キロ当たり1万円強で取引されている。

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