第1回愛知県観光交流サミット(同実行委員会主催、東愛知新聞社など後援)が16日、蒲郡市民会館で開かれた。記念座談会では映画監督の篠田正浩氏、徳川宗家第18代当主の徳川恒孝氏が蒲郡の魅力について語り、「工業都市に囲まれる蒲郡。海と温泉で仕事で疲れた人を癒すような仕組みが必要」などと意見を述べた。
サミットは観光面で愛知県を全国にアピールしようと、同市観光協会(竹内康彦会長)が中心となって初めて企画した。県内の観光業者や一般聴講者ら約1200人が参加した。
記念座談会では元JR東海社長の須田寛氏をコーディネーターに篠田、徳川両氏と金原久雄蒲郡市長が「蒲郡の魅力」について意見を交換。篠田氏は「蒲郡は名古屋や豊橋などの力強い産業圏に囲まれている。そこで働く人たちを癒して励ますことができる場所を生かした観光施策が必要」と提案し、まちづくりに関しては「竹島周辺は海からの眺めはホテル群で景観が良い。しかし、蒲郡駅から竹島までの景観が不十分で観光客に語りかけるメッセージがない」と指摘した。
徳川氏は新しい観光スタイルについて「昔は塩田があり、綿花の発祥の地でもあることから休耕田を活用して土地柄を現す体験型農業を行っていくといいのでは」と提案。これを受けて金原市長は「砂浜を活用して塩田を再現して子どもの教育にも役立てたい」と前向きに答え、「今後は自然豊かな三河湾を活用して宿泊客増につなげていきたい」と語った。
サミットはこの後、観光業者たちでシンポジウムや交流会を行い、17日に観光施策についての意見を取りまとめる。
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