本土の高校生たちが農家に宿泊し、農業や昔ながらの暮らしを体験する農家民泊の第一陣が十四日来島した。受け入れる「ぐすくべグリーン・ツーリズムさるかの会」(野崎達男会長)の七十一戸が出迎えた。十二月までに十一校約三千人が来島する予定だ。
修学旅行で来島したのは、大阪府立四条畷(しじょうなわて)高校二年生三百十七人。
城辺農村環境改善センターで「入島式」が行われ、野崎会長が「土に触れ、伝統文化に触れながら宮古島での体験を満喫して」と歓迎。市経済部の上地廣敏部長は「農家との交流を楽しみ、次はリピーターとして宮古を訪れてほしい」と呼び掛けた。
生徒を代表して中川仁さんは「宮古での体験を一生の思い出にし、いつか宮古島に遊びに来たい」とあいさつした。
この後、受け入れる側の農家と生徒たちが対面。「よろしくお願いします」「よく来たね」などと互いにあいさつを交わしながら、それぞれが宿泊する農家へと向かった。
五人を受け入れた奥平寛さん(比嘉)は「マンゴー栽培の体験や宮古ならではの料理を振る舞いたい。孫みたいなもので、会話も楽しみ」と笑顔。下地栄子さん(西中)は「宮古が第二の故郷と思えるような、そんな触れ合いをしていきたい」と語った。
西岡志穂さんは「農家の人たちと仲良く楽しく過ごしたい。以前食べたゴーヤーチャンプルーは苦かったけど、シークワーサーはおいしかった」と話した。
「さるかの会」は、農業体験型の滞在観光を取り入れた活動を二年前から本格的にスタート。専門家を招いて接待マナーや衛生管理、救急法、料理作りなどを研修し、年々受け入れ体制の充実を図っている。