18日から「真壁語り博」―桜川

常陽新聞新社 地域 2008-10-15

「語り」でまちおこしを提唱

「語りのある街プロジェクト」を進めている桜川市真壁地区のまちづくりグループが18日から、中心市街地を会場に交流イベント「真壁語り博」に取り組む。真壁を訪れた人たちに地元の人情ある「語り」にふれてもらうことで、新たな真壁の魅力を発見してもらう試みだ。会期は11月24日までの約40日間で、土・日・祝日が中心となる。

語り博に取り組むのは、「まちづくり真壁」(川嶋利弘会長)。住民と来訪者のコミュニケーションに着目し、筑波大院生らと昨年度、同プロジェクトを立ち上げた。地元の人たちのもてなしの心の底流にある何気ない会話こそ、観光客との自然なコミュニケーションだとして独自の活動を展開している。

同会では、院生グループの協力を得てイメージポスターを作成。ハード環境に頼らない「語りのある街」の新しい観光スタイルを提案している。次いで同地区内に「語りのベンチ」13基を設置したほか、観光案内の拠点となっている旧真壁郵便局にある井戸も「語りの井戸」として復活させ、語り合いの場を整備した。

そして今回、市街地中心部の店舗、工房、ギャラリーなど20軒が、来訪者を同時期に「語り」でもてなそうと統一イベント「真壁語り博」を開く。これに合わせ、20軒を網羅した観光マップ約4500部も作成した。背後に筑波、加波山などを仰ぎ、江戸時代からの町割りが残る通りを散策してもらい、マップを手に立ち寄っては「語り」を楽しんでもらう趣向だ。

2月の人気イベント「蔵のまち・真壁のひなまつり」のような派手さはないとしても、マップに掲載された20軒や語りのベンチは「語りの場」となり、観光客と地元住民との交流の場となることを目指している。中には、100年以上前の九谷焼の作品や、来年のひなまつりを意識した蔵飾りでもてなす店舗もあるという。

これまで秋季は気候もよく同地区を訪れる観光客が多い。加えて今回は、第23回国民文化祭いばらき2008で「筑波嶺と万葉文化フェスティバル」と「ストーン文化フェスティバル」(11月1~9日)が同市でも開かれる。県内外から多くの人出が見込まれるだけに、より真壁に注目が集まりそうだ。

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