第3回なりやまあやぐまつり(主催・同実行委員会、友利部落会)が12日、発祥の地とされる城辺友利のイムギャーで行われた。大会部門では一般、子どもの部合わせて21人が出演し、情感たっぷりに伝統のなりやまあやぐを歌い上げた。審査の結果、一般の部なりやまあやぐ大賞(グランプリ)は下地友美さん(23)、子どもの部優勝には村山雛子さん(小禄南小学校4年)が輝いた。会場には大勢の市民が訪れ、伝統文化や芸能をゆっくりと堪能。最後は全員で歌い、宮古島に根付くなりやまあやぐの継承を誓った。
祭りは午前8時の祈願祭で幕開け。実行委員会のメンバーら関係者がなりやまあやぐ記念碑の前でまつりの成功と地域のさらなる発展を祈願した。
この後、子どもたちが参加する本島学習会、一般市民の来場した三線教室などが行われた。午前11時からはなりやまあやぐ本選大会に向けての予選会があり、一般の部、子どもの部合わせて51人が予選突破を目指した。
本選は午後5時30分に開幕。開会行事で実行委員会の奥濱貞夫会長は「この祭りは、郷土の宝、郷土の誇りを内外にアピールして、地域の活性化に寄与することが狙い」と述べるとともに、伝統文化・芸能を継承することの大切さを強調。「この祭りを機に、地域が元気になり、全体が活性化することを期待している」と話した。
来賓祝辞で伊志嶺亮市長(代読・下地学副市長)は「優しく美しいなりやまあやぐを継承しようとする地域の皆さんの強い思いを感じる。この祭りが定着し、さらに発展することを心から期待する」と述べた。70社以上の協賛企業を代表した宮古テレビの藤村明憲社長は「この祭りが地域の伝統芸能を盛り上げ、地域全体が活性化につながる」と述べ、祭りの発展と地域振興に大きな期待を込めた。
友利子供会の子どもたちが「この友利部落を聖地とし、この祭りをいつまでも続けられるよう頑張る」と宣言した後、なりやまあやぐ大会本選がスタートした。
はじめに子どもの部が行われ、小学生以下の7人が熱唱。もーやーの部を挟んで一般の部の14人が情感を込めてなりやまあやぐを歌い上げた。海上に設置された特設ステージは海中からのライトで浮かび上がり、出演者は幻想的な雰囲気の中で日ごろの練習の成果を披露。約1,200本のろうそくの火が灯る会場に訪れた大勢の市民は各出演者の唄に拍手喝采した。
本選終了後は、前回祭りのグランプリ受賞者・愛澤直樹さんらがゲスト出演し、祭りに花を添えた。表彰式の後、出演者と会場の市民が全員でなりやまあやぐを唄い、地域の伝統文化の継承・発展を誓った。審査の結果は次の通り。
【子どもの部】優勝=村山雛子▽2位=花城夕梨々▽3位=豊見山奈澄
【一般の部】なりやまあやぐ大賞=下地友美▽金志川賞=吉濱茜▽イムギャー賞=砂川菜穂子▽本島賞=芳山幸巳▽うがん山賞=花城麻彩▽あま井賞=下地由美子