本物の舞台芸術体験事業の一環として、ロイヤルチェンバーオーケストラは二十九日、上野中学校(下地玄幸校長)で演奏会を開いた。約五十人の団員が繊細で重厚な演奏を披露。オーケストラが演奏する同校の校歌をバックに生徒が合唱する共演も行われた。
同事業は、児童生徒に本物の舞台芸術に身近に触れる機会を提供し、芸術を愛する心を育て、豊かな情操を養うことが目的。
演奏会では「新世界」「フィガロの結婚」などクラシック名曲のほか、オーケストラを構成する楽器の紹介もあった。
指揮者体験コーナーでは、生徒がベートーベンの「運命」の指揮に挑戦。恐る恐る指揮棒を振ると演奏が始まり、生徒は笑顔を見せながら指揮の楽しさに触れた。
バイオリニストの奥村愛さん、ノコギリを楽器として演奏するサキタハヂメさんも共演し、観客を魅了した。
友利夏美さん(一年)は「新世界を生で初めて聴いた。すごい迫力だった」、新城綾梨さん(同)は「ノコギリの演奏が面白かった。不思議な音色に感動した」とそれぞれ笑顔で語った。
同オーケストラは世界的な指揮者、堤俊作さんのもと、国内外の一流オーケストラで活躍した音楽家を中心に構成されている。
会場には同校の生徒や地域住民をはじめ、砂川中や池間中からも訪れ、演奏を楽しんだ。きょう三十日は北小学校で演奏会が行われる。