駒ケ根市赤穂東小学校の昇降口壁面に、全長12メートル(幅1.5メートル)に及ぶ巨大な竜の絵が飾られた。絵は矢沢静二校長(59)が描き、児童と教職員計540人が、それぞれの願い事を書いた布を貼って竜のうろこに見立てた。児童は登下校時や休み時間に竜を見上げて、自分の書いた夢や目標に目をやりながら、学校生活の励みにしている。
全校で力を合わせて作った作品の題名は「東小天龍」。矢沢校長が今年のえとの辰にちなんで、冬休み中に自宅にこもり、一人で描き上げた。不繊布に墨筆とアクリル塗料で描いた「登り竜」の表情は眼光鋭く迫力満点。うろこは児童らが接着剤で丁寧に貼り付けて仕上げた。
うろこには「美容師になる」「新体操の全国大会で優勝したい」「漢字をきれいに書く」など、児童の思いがつづられている。
矢沢校長は「子どもたちが苦しさやつらさを乗り越えて、やがて来る『人生の登竜門』をくぐり、夢を実現してほしいと願いを込めた」と話していた。
作品は縦に描かれているが、今はスペースの都合上、横位置に掲げられている。今後、学校行事で校舎の屋上などから下へ垂らして見ることも構想している。