復興願って寄せ書き

紀伊民報社 教育 文化 2012年1月27日

トルコ大地震の被災地へ

 和歌山県串本町須江の大島小学校6年生12人が、昨年10月23日に発生したトルコ大地震の被災者を励まそうと、縦1メートル、横1・2メートルの布に寄せ書きをした。町が近くトルコ大使館を通じて本国へ送る。

 1890年9月16日にトルコ軍艦エルトゥールル号が同町樫野の沖で遭難し、紀伊大島の住民が献身的な救助活動をしたことが縁で、同町とトルコの友情が続いている。

 エ号遭難現場から最も近い小学校の大島小では、児童が総合的な学習の時間などにトルコについて学んでおり、エ号乗組員の追悼歌を歌ったり、同町樫野にある慰霊碑を年1回清掃したりしている。

 6年生はトルコの学習のまとめとして、日本とトルコの絆について学んでいる。トルコ大地震が起きた時に児童らが自分たちで何かできることはないかと考え、11月に寄せ書きして学校に置いていた。

 寄せ書きには中央に日本とトルコの国旗同士が握手する絵が描かれ「一日でも早く皆さんが元気になりますように」「この手紙を見て少しでも元気が出てくれるとうれしいです」などと児童一人一人がイラスト付きでメッセージを添えている。

 白椿奉也君は「トルコの人たちに元気になってほしいから」と、メッセージと一緒に「平和マーク」を描いた。山本斗夢君は「トルコの子どもたちに見てほしい」、広浦清流さんは「トルコの人たちが少しでも笑顔で前に進めるよう願っている」と話した。

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