「プリウス」1台分の部品展示

荘内日報社 産業 2012年1月25日

自動車産業参入の可能性探る

 トヨタのハイブリッド車「プリウス」1台分を丸ごと展示した分解部品展が、鶴岡市の庄内産業振興センター(マリカ東館内)で開かれ、同社で新車開発に携わったサンコーテクノネットの飛田宏技監の解説で、地元企業の関係者らが自動車産業への参入の可能性を探っている。
 財団法人庄内地域産業振興センター(佐藤智志理事長)が昨年度に引き続き、経済産業省の補助を受けて開催。県自動車部品ライブラリー「アクセル」(山形市)に昨年10月から展示されているプリウス3代目モデルのエンジンやHV制御機構など分解部品約700個を展示。関心を持つ地元企業の関係者らが次々に訪れている。
 飛田さんは「東日本大震災によって、従来の一極集中が大きな反省点となった。リスク分散のため海外シフトや国内の製造拠点を分散化させる動きが活発化しており、山形の企業は今が参入のチャンス。展示部品は、もっと安く、優れた性能で作る方法があるかもという視点で見れば、次につながるのでは」と説明。また「震災後、エネルギーへの関心が高まり、メーカーもユーザーも、自動車をライフスタイルの一部と見る意識が強まった。そんな流れを捉えることも大切」とした。
 24日は同会場で、自動車産業の今後の動向と最新技術を学ぶセミナーが開かれ、約40人が飛田さんの講演を聞いた。部品展は26日まで。時間は午前9時―午後5時。入場無料。

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