駒ケ根工業高校(駒ケ根市)情報技術科3年の5人は、搭乗者の体重移動により走行する電動立ち乗り二輪車の製作に成功した。24日に同校で開いた課題研究発表会で、生徒や学校と関係のある企業関係者らに公開した。
製作したのは、班長の広野正士君、寺沢和宏君、成沢洸也君、羽場光章君、小松飛鳥君の5人。昨年の夏休み明けから顧問の中島史雄教諭の指導で研究を続けてきた。
二輪車はセンサーとマイコンを使い、搭乗者が進みたい方向に体を傾け、ハンドル操作をすることで前後左右に進む仕組み。アルミ製の車体に制御パネルやモーター、充電式のバッテリーを内蔵している。重さ16キログラムで、速度は最高で時速15キロメートルに達する。
広野班長(17)は「設計図のないところからある程度の形にするまでが難しかった」と開発の苦労を振り返り、「自分たちが目指す完成度に近づけて満足」と喜んだ。
二輪車の倒立を制御する心臓部には、日立インターメディックス(東京)製の「ジャイロセンサ基盤」が使われている。この日の発表会に併せて基盤を開発した同社の大日向拓実さん(32)らの技術者も会場を訪れた。大日向さんは「基盤は机上で学べる教材として開発したが、ここまでの応用は初めて見た。素晴らしい出来栄え」と生徒たちを手放しで讃え、熱い視線を送っていた。