酒田市スポーツ少年団野球専門部(佐藤勝部会長)は12日、東日本大震災で被災した3県の児童たちから野球を楽しんでもらおうと、支援物資としてグローブやバット、ボールを県少年野球協議会(渋谷益生会長)に寄託した。
同協議会の安野重幸事務局長(尾花沢市)と親交がある、宮城県富谷町の野球スポ少「富谷ストロングス」の団員の保護者、児玉泰宗さんからの要請を受けたもの。安野事務局長によると、今回の震災により、津波で流されたり、火災で燃えたりし、ストロングスに限らず被災地の多くの野球スポ少で用具が不足しているという。
安野事務局長から連絡を受け佐藤部会長は、専門部に所属する酒田市内の野球スポ少全26団に協力を要請。キャッチャーミット、ファーストミットを含むグローブ100個余り、金属バット60本ほどが集まり、この中から比較的新しいものを厳選しグローブ83個とバット53本、ヘルメット、専門部が購入したボール3ダースを被災地に向けて送ることにした。「同じ目的に向け頑張っている東北の仲間。できるだけの体制で、しっかりと支援していきたい」(佐藤部会長)という。
寄託式は市光ケ丘野球場で行われ、安野事務局長に対し佐藤部会長が各スポ少から寄せられた野球用具を手渡した。佐藤部会長は「震災から2カ月が経過し、被災地の空き地で子供たちがキャッチボールをする姿も見られるようになったと聞く。被災地の児童たちからますます野球が好きになってもらえたら」と話していた。
安野事務局長によると、寄託を受けた野球用具は今月23日、児玉さんに直接届けるという。児玉さんを通し被災した3県のスポ少関係者に配布される予定。