沖尚の決勝進出「友作、よくやった!」 祖母の末さん涙

八重山毎日新聞 未分類 2008-04-04

【西表】「やった!」|。沖縄尚学が東洋大姫路に逆転勝ちを収めた瞬間、西表島大原にある波照間友作選手(3年)の実家では、祖母の波照間末さん(76)や石垣から駆けつけた伯母の波照間清美さん(49)ら大勢の親類や地域の少年野球チームの子どもたちが歓喜の声を上げた。パーランクーが連打され、カチャーシーも飛び出し、全員で沖尚の勝利を喜んだ。

友作選手は、昨年4月に81歳で他界した波照間正一さんと末さんの三男、正作さん(43)・成美さん(43)夫妻の長男。
 沖縄本島で小学校から野球を始め、中学は宜野湾のポニーで活躍。甲子園を目指し沖尚に進学。甲子園では、5番1塁手として先発出場している。
 この日は、午後1時30分の試合開始前から、祖母の末さんや伯母の清美さん、いとこの宇根信夫さん(49)、宇根さんが監督を務める大原の少年野球チーム「大原やままやーず」のナインら約20人がテレビの前に陣取り、試合開始とともにパーランクーを打ち鳴らして応援。5番1塁手で先発出場した友作選手の打席では、おばの清美さんが「友作頑張れー」と声を張り上げた。
 東洋大姫路が先行し、終始劣勢な試合展開に一時は応援も湿りがちとなったが、沖尚の8回裏の大逆転の場面ではここぞとばかりにパーランクーを連打。末さんは立ち上がってカチャーシーを踊り、清美さんは甲子園で孫を応援することを楽しみにしていた父・正一さんの生前の写真を手に涙ぐんだ。

最終回2死では「あと1人」のコールが連呼され、最後の打者が三振に倒れ、決勝進出が決まると、全員が立ち上がり、体全体を使って勝利を喜んだ。祖母の末さんは「友作は負けず嫌いで、素直で無口な子。(試合では)一時はどうなるかと思っていた。これで喜んでお父さんの一年忌を迎えられる」と話した。
 石垣から駆けつけた伯母の清美さんは「まるで夢のよう。父は友作を甲子園で応援するのを楽しみにしていた。父が天国から見守ってくれた」と話した。
 いとこの宇根さんは「感動に尽きる。最後まであきらめずによく頑張ってくれた、友作が夢と感動を与えてくれた」と喜んだ。
 少年野球チームの上地大星君(大原小6年)は「最後まであきらめないことを学んだ」とうれしそうに話した。

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