水戸藩主・徳川斉昭が藩士に描かせた肖像画などを展示したテーマ展「武士の肖像~描かれた水戸藩士~」が26日まで、水戸市緑町の県立歴史館で開かれている。斉昭は、「肖像画を描くと短命になる」という迷信があった時代に、積極的に画才のある藩士に自らや藩士たちの肖像画を数多く描かせたことから、多くの作品が現存している。
同展では、萩谷遷喬や内藤業昌ら画師が描いた作品や下絵など約120点を展示。斉昭をはじめ、桜田門外の変に参加し自刃した高橋多一郎、天狗党の乱で筑波山で挙兵した際、領袖として担がれた武田耕雲齋などの藩士の肖像画などが並んでいる。また、今回初めて会沢正志斎の肖像画などが公開されている。
斉昭や藩士の様子や、時間がないため当初顔だけを描き、後でかみしもの衣装を描いた紙に顔を張り付ける、興味深い手法なども示されている。
19日午前11時、午後2時から展示品の解説が行われる。
開館は午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分)まで。月曜(祝日の場合翌火曜)休館。入館料大人150円、大学生80円、高校生以下、満70歳以上無料。問い合わせは同館(電話029・225・4425)まで。