世界初の飼育2世誕生 アカウミガメ

紀伊民報社 社会 2010年9月7日

 和歌山県串本町有田の串本海中公園センターは6日、飼育しているアカウミガメから、世界で初めて2世(孫世代)が誕生したと発表した。

 センターは1995年、アカウミガメの飼育環境下でのふ化に世界で初めて成功した。当時ふ化した第1世代(子世代)のウミガメは12匹いる。飼育下のウミガメは野生のウミガメに比べて成長が早く、2006年に初めて第1世代の産卵を確認したが、無精卵だったり、水中で産卵したりしてふ化しなかった。今回生まれた2世の親ガメも07年に1回、09年に2回産卵している。

 親ガメは7月11日、センターの人工産卵場に産卵し、4日午後8時ごろ、飼育員が産卵場所から3匹の赤ちゃんが出てくるのを確認した。3匹とも甲羅の長さは4センチで、体重は20グラム。今後、DNA鑑定で正式に親子関係を確認する。

 センターによると、産卵した場所の卵はまだふ化する可能性がある。親ガメは7月24日にも別の場所に産卵しているので、今月中旬にも新たなふ化が期待できるという。

 今回のふ化についてセンターは「親ガメが成熟してきたことが大きいのではないか」と話している。

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