宇部市内の中学生が励んでいるスポーツの部員数トップは男子が野球、女子がソフトテニス。十年前から女子では常に一番人気のソフトテニスは、男子でも二番目に多く、運動部の中では最多の競技人口を誇る。
県中学校体育連盟のデータによると二〇一〇年四月末時点での市内の部員数は、多い順に男子は野球(四百七十五人)、ソフトテニス(四百五十九人)、サッカー(三百三十四人)、バスケットボール(二百三十四人)、卓球(二百十三人)。女子はソフトテニス(三百四十六人)、卓球(二百七十四人)、バレーボール(二百四十九人)、陸上(百八十四人)、バスケットボール(百七十七人)。野球、サッカーはクラブチームに所属する生徒もいるため、競技人口はもう少し多いことが考えられる。
男女とも根強い人気があるのがソフトテニス。半袖、短パン(スコート)のさわやかルックへのあこがれや、中学生になってからスポーツを始める生徒にとっては、ほとんどが初心者という横一線でのスタートを切れるところが魅力という。二人いれば試合に出場できることから小規模校でも活動しやすく、十五校すべてに部が設置されている。学校別では、男子は厚南の五十人、女子は常盤の四十七人が最多。
桃山男子ソフトテニス部顧問の中野恭教諭は「男子では野球、サッカー、女子ではバスケやバレーなどスポーツ少年団でも盛んなスポーツは、初心者にとって入りにくい。ソフトテニスは、ほとんどが未経験者なので取っつきやすいのかも。性格が穏やかな子供が多く、人間関係でうまくいかなかった生徒が途中入部してくることもよくある」と分析する。
少子化の影響で全体的な競技人口は減少しているが、野球とサッカーだけは部員数が横ばいと人気は安定。日本古来の武道である柔道や剣道は、一人部員の学校も多数あり、減少傾向にある。女子ではバスケやバレー部より、卓球部員の方が多い。
一方で「最近はきつい練習を嫌がる生徒が増え、スポーツ離れの傾向が出てきている」(本池純市中体連会長)との指摘もある。