昭和基地とライブ中継―つくば

常陽新聞新社 教育 2010年9月3日

並木小、「南極教室」で現状学ぶ

つくば市立並木小学校(根本光子校長、児童数448人)で2日、南極昭和基地と衛星回線を通じてリアルタイムで結ぶ「南極教室」が開かれ、児童たちが第51次日本南極地域観測隊と交信をした。

南極教室は子どもたちが南極観測の現状を知り、南極を通じて地球環境や宇宙のことなどを考えてもらおうと、国立極地研究所(東京都立川市)が開いた。

昭和基地側からは、つくば市出身で気象庁所属の松元誠隊員(35)が出演。同校には松元隊員の長女(5年)と長男(2年)も通学している。体育館には全校児童が集まり、モニター画面には、昭和基地の様子が映し出された。

松元隊員は「昭和基地は日本と1万4000キロ離れ、南極大陸は日本の37倍の面積があります。28人の51次越冬隊員のうち、つくばからは7人が参加。オーロラをはじめとした自然現象があり、現在はアザラシ、夏にはペンギンが見られます」と越冬隊や昭和基地を紹介した。

「南極は日本より6時間遅く、現在午前9時の気温はマイナス17度で、この時期にしては寒くはありません。昨日はマイナス30度でした」と説明すると、児童たちは「えーっ」とびっくりした表情だった。

この後、児童たちは「隊員の人たちは何を食べていますか」「南極は夏でも寒いですか」などと質問していた。

これに対し、松元隊員や他の隊員は「毎週金曜日はカレーで、スパゲティやとんかつ、ステーキなども食べています」「平均気温は夏がマイナス1度、冬がマイナス20度で、冷蔵庫と冷凍庫の中で暮らしているようなもの」と答えていた。

最後に6年生の児童代表は、隊員たちに「南極の様子を知り、感激しました。動物のことなどや地球温暖化についても考えさせられました」とお礼を述べた。

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