寝太郎切手を発売

宇部日報社 地域 2010年9月1日

 郵便局会社中国支社(上村雅巳支社長、広島市)は一日から、山陽小野田市厚狭地区に伝わる民話「厚狭の三年寝太郎」を題材にしたオリジナルフレーム切手の販売を山陽小野田、宇部、下関の各市内で始めた。初日は記念イベントとして厚狭郵便局で贈呈式があり、切手のイラストを描いた山陽小野田市出身の漫画家、なかはらかぜ(本名・原田武明)さん(54)=周南市八代=と、寝太郎伝説研究会の田尾進会長に切手シートが贈られた。
 切手は「厚狭の寝太郎伝説」のタイトルで、寝太郎像や寝太郎船(山車)、寝太郎公園、寝太郎堰(ぜき)の写真四枚と、なかはらさんが描いたイラスト六枚を使った八十円切手十枚が一シートになっている。販売はシート単位で、一シートが千二百円。限定千部を簡易郵便局を除く三市の全百五局で取り扱っている。
 贈呈式では、長門南部地区連絡会の統括局長で宇部則貞郵便局長の五十崎光さんが、なかはらさんと田尾さんにシートを手渡した。
 副統括局長で小野郵便局長の永見富雄さんは「なかはらさんには素晴らしいイラストを描いてもらい、感謝している。地域の皆さんに寝太郎の業績を知ってもらい、厚狭地区の発展につなげたい」とあいさつ。
 なかはらさんは「寝太郎伝説が多くの人たちに広がるチャンスを頂き、大変ありがたい。水害のあった年だったので、この年に寝太郎の切手が発行されるのは運命的なこと。かんがい用水路を造った寝太郎が、こういう教訓もあることを教えてくれたと思う」と述べた。
 この日は午前九時から一時間、切手シートを購入した人を対象に、なかはらさんのサイン会が行われた。

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