8月の釧路は異例の暑さ

釧路新聞社 社会 2010年8月31日

平均気温観測史上5番目

 全国的に猛暑が続く中、例年、冷涼な夏を迎える釧路地方でも8月は異例の暑さとなった。釧路市は30日現在で、最高、最低、平均気温がいずれも平年より2度以上高く、特に平均気温20.2度と、暫定ではあるが、1910年の観測開始以来、史上5位の記録となっている。釧路地方気象台では「9、10月も平年より気温が高い状態は続く」とみており、秋風が吹く季節はまだ遠いようだ。
   同気象台によると、釧路市は6月26日に観測史上最高の32・4度を観測し、6月下旬から平年よりも気温が高い状態が続いている。8月に入り、標茶、川湯、阿寒湖畔などの内陸部は、最高気温が30度以上を超える「真夏日」を観測した。
 同気象台がまとめた釧路市の気象概況によると、8月の霧日数、降水量、日照時間は平年並みで気温の高さだけが目立っている。海岸からの冷たい風や霧の影響で例年、冷涼な夏を迎える釧路市でも、25度以上を超える「夏日」が平年の3・3日を大幅に上回る9日を観測。同気象台の榎本弘防災気象官によると、6月から8月の道内の気圧配置は、冷たい空気を運ぶ北のオホーツク海高気圧の勢力が弱く、南の太平洋高気圧が上空まで張り出し、湿った温かい空気を太平洋沿岸に運んだ影響で、気温と湿度が高い日が続いた。
 さらに、日中の気温が夜になっても下がらず、湿度が午後6時以降に90%後半となり、蒸し暑く寝苦しい夜が続いた。日中の暑さに加え、最低気温が高めに推移したため、一日の平均気温も平年を2・4度上回り、30日現在で20・2度と観測史上5位の記録となっている。
 同防災気象官は「最高、最低、平均気温が平年より2度以上高くなると、体感的に暑さを感じる。湿度の高さも加わり、釧路では珍しく、暑くじめじめした夏となった」と話している。
 同気象台では、9、10月とも降水量や日照時間は平年並みに推移するが、気温は引き続き平年より高い状態が続くと予想している。

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