釧路市内居住の会社員、村井守人さん(58)が指導手を務める「ヴェリー・フォン・デア・フェルシュタントハイム号」(シェパード雄8歳、愛称ヴェリー)が釧路警察署から警察犬として嘱託を受けた。村井さんはこれまでにも嘱託を受けており、今回が7回目。期間は9月1日から2011年の8月31日まで。
警察犬には、各都道府県警察が飼育管理し訓練している直轄犬と、一般の人が飼育管理し審査に合格した後、警察の依頼を受けて捜査協力する嘱託犬の2種類がある。道警の直轄犬は札幌で管理する10頭のみで、嘱託犬は09年に全道で78頭。このうち道警釧路方面本部管内では10頭、釧路署ではヴェリー1頭が、行方不明者の捜索や各種事件の捜査などに24時間体制で協力する。
村井さんはテレビドラマ「刑事犬カール」の影響で1983年から警察犬の飼育を開始。ヴェリーは3頭目で、7月に行われた「釧路方面嘱託警察犬審査会」で合格。警察犬として過去6回の嘱託を受け、経験豊富なベテラン警察犬として同署からの期待も大きい。
同署によると、今年に入り警察犬の出動回数は15回。そのうち事件関係が7回、行方不明者などの捜索が8回となっている。村井さんによると、犬は主にシェパードが多く、昼夜を問わない出動や飼育の苦労もあるため、警察犬の総数は年々減少しているという。
村井さんは「家族の協力なくしては長く続けることはできなかった。警察犬の指導手が増えるためにも、捜査で重要な役割を担ってほしい」と愛犬の頭をなでながら、今後の活躍に思いをはせていた。