釧路版事業仕分けが28日、釧路プリンスホテルで行われ、市民代表などによる仕分け人10人が釧路市の事業のうち14件の今後のあり方について市民目線で議論した。この結果、「都心部イルミネーション事業補助」(126万2000円)、「湯治運動実施費」(490万4000円)、「MOOフィットネスセンター管理運営費」(7220万5000円)については「廃止」の見解が示され、このほか7事業にも運営面などでの見直しが求められた。
仕分けは2グループに分かれて行われ、コーディネーターを除く4人の評価をもとに結果を導いた。このうち、「廃止」が求められた都心部イルミネーションの議論では、仕分け人から「長く続けた効果はあったか」「集客にはほど遠いのではないか」などの声があり、市は「イメージアップの取り組みであり効果の検証は難しいが、商店街は効果があると判断して負担を続けていると思う」と説明。4人の仕分け人のうち3人が「廃止」、1人が規模縮小などの「見直し」を求めた。
フィットネスセンター管理運営費については4人すべてが「廃止」。「行政負担が大きすぎる。民間で経営が成り立たなければ廃止すべき」「今後の人口減を考えると自治体資産を減らさなくてはならない」との意見があった。湯治運動は「廃止」と事業内容などの「見直し」が2人ずつ。運営を市老人クラブ連合会に委託する考えがあることから、「ニーズの多様化が必要」「市職員の引率を見直すべき」などと指摘した。
このほか、丹頂鶴関連施設管理費については、見直しや廃止の意見も含めながら「現行通り」。観光と保護増殖の観点から、仕分け人からは「指定管理者を同一にするべき」「国や専門機関とも連携し保護と観光を考えてほしい」などの意見が挙がった。
また、市営の3アイスアリーナ管理運営費は、氷都釧路の施設としての維持管理、合宿や試合など積極的な誘致に理解があった一方、今年度予算2億591万円のうち、1億5000万円あまりを一般財源から計上している点に、疑問の声が挙がり「使用料の値上げや営業期間の短縮などの経費削減努力を求める」として、「見直し(現行通りの意見あり)」となった。
市は、今回の結果を市議会に報告し、内部で精査しながらできる限り次年度予算に反映させる方針だ。
議論の結果は30日から市のホームページ(HP)にも掲載する。