【厚岸】町立真龍中学校(近藤裕之校長)の吹奏楽部が、7月31日釧路市で開かれた第47回釧路地区吹奏楽コンクールで見事金賞を受賞。9月2日札幌市で開幕する第55回北海道吹奏楽コンクールへの出場を決めた。1980年の同部創設以来初の快挙で、同校の歴史に新たな足跡を刻んだ。
同部が同コンクールに出場し始めたのは約20年前と歴史が浅い。これは、同校に入学する真龍小学校に金管バンドがないことが理由の一つに考えられる。入部生徒のほとんどが吹奏楽の初心者となるが、このハンディを乗り越え、昨年の地区大会では2年生中心のバンドで金賞に当たる奨励賞を受賞。しかし、全道大会出場にはあと一歩及ばなかった。
今年の地区大会には、釧根地区の小中高校、大学、一般の61団体が出場。中学校部門には29校が出場し、真龍中がエントリーしたC編成(25人以下)には、最も多い18校が出場した。同部は、スコットランド地方に伝わる「ケルト民謡による組曲」を披露。スコットランド独特の情緒あふれるメロディーラインを見事に表現した。
全道大会が控える中、夏休み返上で練習の毎日を過ごした部員たち。期間中は厚岸町吹奏楽団のメンバーも指導に訪れ部員を激励した。釧路地区吹奏楽連盟の事務局長を務める同校の武山昇教頭は「演奏レベルは高い水準にまで成長したと思う」と手応えを話す。3年生の在原美那部長は「初出場だからと気後れせず、堂々と自分たちの演奏をするだけ」と意気込みを話した。