腹を病まぬよう 御射山社祭でドジョウ放流

長野日報社 地域 観光 2010年8月26日

 数え年で2歳になる幼児の健やかな成長を祈る諏訪大社の御射山社祭が26日、上社、下社で始まった。「人生最初の厄落とし」としてドジョウの放流や、御神体の入った神輿を運ぶ神輿迎えなどが行われ、多くの親子連れらが参拝に訪れた。同祭は28日まで行われる。
 同祭は二百十日を前に台風の被害が少ないことを願い、五穀豊穣、天下泰平などを祈願する神事。旧御射山社には鎌倉時代、全国から武将が祭典に参列した。御射山社が「原山」に鎮座していることから、近世になって数え年2歳の幼児が食中毒や寝冷えなどで腹を病まないようにと健康祈願が加わり、生命力が強いウナギにけがれを託して放流。近年はドジョウを放流している。
 下社は、下諏訪町の御射山社と秋宮境内の遥拝所で祈とうを行った。同祭に奉仕する古生会(高木佳男会長)が、26、27日の2日間で体長10~15cmのドジョウ約1000匹を用意。祈とうを受けた親子らが、ドジョウ1匹ずつを、御射山社の神池、秋宮境内の小川に流した。
 茅野市上原の中瀬仁史さん(39)、洋子さん(33)の長女真優子ちゃん(8カ月)は、母親と兄の仁和君(3)、祖父の嶺豊彦さん(64)=諏訪市四賀=と参拝。洋子さんは「健康で、元気に、無事育ってくれるよう願いを込めた」と話していた。
 高木会長は「県外にいる孫の代わりに参拝し、ドジョウを流していくおじいちゃん、おばあちゃんもいる。諏訪の平に生まれると、御射山社祭で皆子どもの健康を祈る」と話していた。
 本祭りは27日午前9時から、二の祭りは28日午前10時から、御射山社で。27日の祈とうは、御射山社で午前9時~正午、秋宮で午前9時~午後4時に行う。

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