中国の大手デパートやスーパーチェーンなどの経営者らで組織する中国百貨商業協会の代表団(団長・金玉華副会長、17人)が25日に庄内入りし、酒田市のガーデンパレスみずほで開かれた歓迎レセプションに出席した。26日午前中は同市の平田牧場本店を訪問。また、今秋の本格デビューと同時に中国への輸出が決まっている県産水稲新品種「つや姫」の生産ほ場を訪れ、販売拡大が期待される「新商品」を品定めした。
同協会は、小売業、卸売業、メーカーなど700余りの業界団体で構成。会員数は1万社以上に上り、「中国で最も実力があり、けん引性を持つ組織」(金副会長)という。代表団は、巨大市場に成長した中国に県産品をアピールするため、県と県内経済界代表らで組織した県招致実行委員会(会長・吉村美栄子知事)の招きで来県した。
一行は25日夕、庄内空港に到着。吉村知事や同実行委副会長の新田嘉一東方水上シルクロード貿易促進協議会長(平田牧場会長)らが出迎え、酒田舞娘(まいこ)が花束を贈って歓迎した。
実行委主催の歓迎レセプションでは、吉村知事が四季折々の風景や観光地、農水産品、工業など「山形」を幅広くPR。「中国との交流をさらに強化し、人的ネットワークを広げて相互の交流拡大、経済発展を進める」と決意を述べた。
新田会長が「皆さんがこれだけの規模で訪れるのは、山形が初めてと聞く。よく吟味していただき、ぜひ多くの県産品を中国で販売してほしい」とあいさつした。
「山形は山紫水明の地であり、私たちのあこがれ」と切り出した金副会長は、山形県のコメや果物など農産品、水産物、それらの加工品などを「最高の銘柄」と評価し、中国で大きな市場になる可能性を示唆。中国政府の「内需拡大策」への転換により国民の収入がアップし今後一層、輸入が増えるとの見通しを示し、「安全でおいしい山形の産品を中国の食卓に提供したい」と語った。
宮暁冬・中国駐新潟総領事館副総領事が祝辞。冬柴鐡三元国土交通相の音頭で乾杯した。
一行は26日、平田牧場本店で平牧三元豚など同社商品の説明を聞いた後、同市漆曽根の「つや姫」生産ほ場を訪問。今年6月にシルクロード貿易促進協と中国・黒龍江省の企業との間で輸出入協定が結ばれ、今後の販売拡大が期待されている新品種が、順調に育っているところを視察した。