釧路産なが昆布使った焼き菓子完成

釧路新聞社 地域 2010年8月26日

新ブランドとしてPR

 釧路町村会が「地域づくり広域プロジェクト」として取り組んできた「海の幸新ブランド化推進プロジェクト」の商品化第1弾、釧路産なが昆布を使った焼菓子(フロランタン)「昆布の舟」が完成し、25日報道機関に初披露された。今後は地場産品の消費拡大と釧路の水産物に新たな付加価値を高める新ブランドとして、釧路管内の道の駅などで販売されるほか、9月3日に中国上海市の上海万博で開かれる「北海道の日」に手みやげとして持参し、北海道産品のPRに一役買うことになった。
 「海の幸新ブランド化推進プロジェクト」では、昨年9月14日から10月30日まで釧路産の地域ブランド化を目指して、広く一般になが昆布の利用方法についてアイデアを募集した。
 結果、応募総数118点から3点が優秀賞に選ばれ、今回の焼菓子「昆布の舟」がその中の一つ。釧路町の野呂紀子さんが考案したレシピを基に、厚岸町白浜4の「あら川菓子司」がクッキー生地に釧路産なが昆布を乗せ、ゴマとアーモンドパウダーをグラニュー糖と水あめでコーティングしたフランス菓子・フロランタン風の焼き菓子に仕上げた。
 新商品の開発を担当した浜中町水産課の野崎好春課長と戸井洋典係長は「昆布のしょっぱさを加減するために、4種類の試作品を作ってもらった。塩分を抜きながら昆布の風味を生かすことができた。試食してもらた感想は上々」とまずはひと安心の様子。今後は釧路町村会の推奨品というレッテルを張り、1個120円で製造元のあら川菓子司の厚岸本店と浜中支店で販売するほか、釧路管内の各道の駅やイベント会場での販売を予定しており、釧路ブランドの消費拡大を狙う。さらに上海万博の会場で9月3日から5日まで開催される「北海道の日」では、この焼菓子「昆布の舟」500個を配布。釧路産なが昆布のおいしさをPRする。
 また、一般から消費拡大のアイデアとして寄せられた優秀賞のほかの2点「昆布缶詰」と「昆布ビール」のうち、昆布を原料にした缶詰作りについては現在、厚岸翔洋高校との共同開発を進めており、簡単に料理に生かせる「水煮」の商品化を目指すという。

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