諏訪市はJR上諏訪駅西側にある西口広場について、県出身で同市角間沢にアトリエを構える彫刻家、横沢英一さん(75)=東京都府中市=の石彫作品などを展示し、公園として整備する方針を固めた。横沢さんから作品の寄贈を受け整備する。野外ステージなども設置し「アートなまちづくり」の一環とした空間整備を進める。市は整備費2200万円を一般会計補正予算案に計上。27日開会予定の市議会9月定例会に提出する。
横沢さんはこれまでも、諏訪湖畔の石彫公園の企画運営や、豊田の諏訪中央公園を設計するなど市内の公園整備に携わってきた。市建設部によると、横沢さんからの作品寄贈の申し出を受け、市の玄関口でもある駅前広場の整備を決めた。
同広場は面積約3500平方m。計画では、ロータリー内側の広場を中心に、横沢さんの作品16基を展示。具体的な作品の形状や配置などは今後検討していくが、「諏訪の歴史や文化を表現した作品になる」(同部)という。ベンチとしても利用できるなど、直接触れられるようにする。
これに合わせ、野外ステージや照明設備も設置。開放感のあるつくりとし、音楽をはじめ各種イベントなど、多目的に活用できる公園にしたい考えだ。年度内の完成を目指す。
市は今年度、「アートなまちづくり」の一環として、約4600万円の事業費で同駅から諏訪湖畔までの歩道に埋め込み式の誘導灯を設置しているほか、駅近くの並木通りで花壇整備事業を推進している。国道20号から並木通りに通じる市道大手豊田線(通称サンロード)の拡幅工事も進んでおり、同部では「周辺の整備事業と合わせ、アートを感じてもらえる環境をつくっていきたい」と話している。