北方領土問題対策協会(間瀬雅晴理事長、本部・東京、略称・北対協)主催の北方領土問題青少年・教育指導者現地研修会が18日、返還要求運動原点の地の根室市で始まった。今回は地元根室市の中高生12人と1道9県の中高生48人、教諭10人の計70人が参加した。
同研修会は、学校現場への北方領土問題の情報提供を目的に社会科教諭ら教育関係者を招く教育指導者研修会と、返還運動の後継者育成を目的にした青少年研修を2002年に統合、毎年実施しており、今年で10回目。今年は北海道と青森、岩手、福島、栃木、埼玉、福井、滋賀、広島、佐賀の9県の中高生が参加している。
初日は、中高生が地元の生徒と交流、教諭は中標津町と熊本県の北方領土教育の実践を学んだ後、元島民の得能宏さんの体験談、地元厚床中の武隈未希さん、根室西高の牧野裕樹さんの発表や、地理・歴史・公民の模擬授業を受講、納沙布岬からの北方領土視察をこなした。
この日の納沙布岬は午後3時の気温が25・1度と絶好の視察日和で、くっきりと見える国後島などについて北方領土啓発施設北方館の清水幸一副館長の説明に熱心に耳を傾けていた。
研修会は19日も行われ、北方領土をテーマに生徒は北方領土の壁新聞づくりを、教諭は授業構成案づくりを学び、修了する予定だ。