大団扇を背に勇壮な舞 新城・大海で「放下おどり」

東愛知新聞社 文化 2010年8月15日

 大団扇(うちわ)を背に、締太鼓を打ちながら念仏踊りを舞う、新城市大海の「放下おどり」(県指定無形民俗文化財)が14日、同地区一帯で繰り広げられた。
 この踊りは、室町期の放下僧によって、同市北東部を中心に伝えられたといわれる。現在では、県指定を受けた同地区はじめ名号(みょうごう)や布里(ふり)などで行われ、奥三河の盆の風物詩として親しまれている。
 大海の放下は、ほかの地区と比べ、団扇が高さ約3メートル、幅約1メートル、柄の長さ約80センチ、重さ約6キロとひときわ大きいのが特徴。夕方、泉昌寺境内で踊ったあと、初盆の家やつじ、墓などを夜半にかけて回り、住民や見物客に披露した。
 このうち、境内では「門かがり」や「鎮め」などの囃子(はやし)に合わせ、腹の締太鼓を打ち鳴らしながら、腰をかがめて大団扇を揺らした。踊り手たちは汗だくになって激しく体を動かし、その勇壮な踊りに見物客はみとれた。
 15日も行われ、各所を回ったあと、最後に送り火供養を営む。

東愛知新聞社のサイトへ

コメント

コメントしてください。ログイン()

最新マップ