干潮時にだけ姿を現す与論島沖の百合ヶ浜で12日、神奈川県の会社員菊川四郎さん(30)と看護師松山沙織さん(28)カップルが結婚式を挙げた。まぶしい陽光の下、エメラルドブルーの海に囲まれた砂浜で永遠の愛を誓い、大勢の祝福を受けた。
百合ヶ浜は大金久海岸の沖合約1・5キロメートルに位置する観光スポットとして知られる。
2人はともに本土出身だが、松山さんの母祐子さん(51)が1年半前から与論町で保育士として働いていたことが縁をつないだ。何度か訪れるうちに豊かな自然と「干潮時のみ出現」という珍しさにもひかれ百合ヶ浜ウエディングを計画。当初は写真撮影だけを予定していたもののリゾートホテル「プリシアリゾートヨロン」の計らいで本格的な結婚式が行われた。
親族や観光客らが見守る中、真っ赤なハイビスカスブーケを手にしたウエディングドレスの新婦とタキシード姿の新郎がフェリーで登場。バージンロードを通って牧師の前に歩み寄り、指輪交換をして結婚を宣言した。
菊川さんは「天然の教会で祝ってもらい幸せ」と表情を緩ませ、松山さんも「一生の記念になった」と笑顔を見せた。20日に入籍予定という。
挙式は地元観光協会もバックアップ。幸せムードが漂う中、「早く子どもをつくり次はファミリーで来島して」と再訪を呼び掛けた。
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