参院選道選挙区、明暗交錯【釧路、根室地域】

釧路新聞社 行政・政治 2010年7月12日

地元選挙区の表情

 新人6氏が立候補した参院選北海道選挙区は、長谷川岳氏(自民)と徳永エリ氏(民主)が初当選を飾った。釧根地域の各政党、選対事務所では、それぞれ午後8時前から関係者や支持者が集まり、テレビの選挙報道に見入っていた。早々と当選確実が出た自民党第七選挙区支部事務所は大きな拍手がわき起こり、2議席独占がならなかった民主党釧根合選では、関係者が複雑な表情を浮かべていた。ほかの釧根管内2選対でも議席獲得が成らず肩を落とす関係者の姿もあった。
  ○…自民党公認の長谷川岳候補の陣営は11日夕方から、釧路市花園町1の事務所に自民党第七選挙区支部幹事長の小畑保則道議や小松茂道議をはじめ、長谷川岳釧路市後援会の幹部、自民党の釧路市議らが駆け付け、午後8時に投票箱が閉まったと同時に、NHKの全国ニュースで``長谷川当確、、の一報が入ると、どっと歓声が上がり、支持者が「良かった」とがっちり握手を交わして、勝利に沸き上がった。
 小畑幹事長は「今回の結果は、国会の議論なしに選挙に走った民主党政権は許せない、という国民の声だ。これから国会議員と地方議員が連携して地域のために活動したい」と述べた。
 さらに小松道議は「最高、最強の候補で勝利を勝ち取ることができた。伊東良孝道連会長と共に、力を結集して政権奪還の第一歩にしたい」と述べ、事務所に集まった支持者と万歳三唱、さらに、必勝だるまに目入れを行って参院選の勝利を祝った。
 ○… 釧路市幸町の民主党釧根合同選対本部には午後8時ごろから選対幹部らが集まった。早々と自民党候補に当確が打たれたため、重苦しい雰囲気に包まれたが、その後は公認候補2人の開票の行方を見守った。同9時20分ごろ、徳永候補が当確となると「おぉー」とようやく安堵(あんど)の声。それでも目標だった2議席独占ができず、全国的にも得票が伸び悩んだことで、関係者の表情は複雑だった。
 徳永候補を推薦した新党大地、藤川候補をバックアップした連合釧根の関係者を前に、合選の仲野博子本部長は「徳永さんは1月に立候補を表明し、組織がない中で新党大地などから温かい支援を受けられた。大変感謝している。しかし、藤川さんが届かず、2人当選が果たせなかったことに責任を感じている」と頭を下げた。その上で今回の選挙で民主党に厳しい審判が下ったことに「国民一人一人に信頼を得られる与党として活動しなければ」と語った。
 ○…釧路市住之江町の日本共産党釧根地区選対本部(澁谷肇本部長)では、開票結果を受けて、12日に総括することとし、主要スタッフは開票の行方を待たずに散会した。石川明美副本部長(釧路市議)は、消費税増税に真っ向から反対していた畠山和也候補の支持が伸び悩んだことについて、「小選挙区制効果か、共産党の政策は理解されても議席に結びつかなければ最終的に支持されにくい」「消費税導入から13年たち、有権者の中に仕方がないという意識が定着している」との見解を示しながら、「当初は有利な戦いと思われたが、想像以上に苦しい戦いだった」と語った。
 ○…幸福実現党釧路後援会では会員が各自宅で開票の行方を見守った。田中薫選対本部長は、選挙区の開票立会人として開票所の湿原の風アリーナに出向いた。田中本部長は「昨年の衆院選とは、戦い方がまるで違った。札幌が主戦場となり、羅臼も範囲となる広い選挙区で、党の政策と候補の人柄を知ってもらう数少ないチャンスを、生かし切れなかった」と振り返り、「前進しかない。今までの活動で、若い世代への知名度が上がっていると感じる。選挙に関係なく、常に党としての政策発信を続けていく」と、意気込みを語っていた。

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