筑波大発ベンチャーが技術発表

常陽新聞新社 未分類 2010-05-21

学術情報発信の支援システム

システム開発や動画配信などで、学術情報発信を支援する筑波大発ベンチャー「しずくラボ」―。産業技術総合研究所、筑波大学、つくば研究支援センターによる「第26回ベンチャー技術発表会」が20日、つくば市の研究支援センターで開かれ、「しずくラボ」と、研究支援センター発ベンチャー「光エネルギー研究所」(尾崎豊代社長)の2社が事業内容を紹介、しずくラボの学術情報の効果的発信や有効活用を図る内容が注目を集めた。

しずくラボの社長を務める筑波大学図書館情報メディア研究科(修士課程)の小野永貴さん(23)は「研究論文にもっと触れたり、図書館を楽んで学ぶ場に変えていけるよう、システム的な面から支援したい」と話した。

2009年度同大産学連携推進プロジェクトの採択を受け、昨年9月に設立した。情報学群情報メディア創成学類の小西響児さん、図書館情報メディア研究科の常川真央さんの計3人で構成する。学術雑誌・論文のアクセスを自由にするなどのオープンアクセス運動や、電子書籍の広がりなど学術・図書館の転換期を指摘。システム的側面から学術・教育の発展を後押しする。

これまでの実績では、研究学園都市の研究機関が研究内容を紹介するインターネット上の「つくばWANサイエンスリポジトリ」開発に参加。「研究者ではない人にも親しみやすいページを作り、研究学園都市をほうふつとさせるデザインにした」という。またつくば市内で開かれた屋外ロボットイベント「つくばチャレンジ2009」は、「学術的にも意義がある」とネット中継を実施した。

事業展開には、起業前からの活動で得たノウハウを生かしている。学園祭実行委員としてかかわった学園祭生中継プロジェクトでは、視聴者がコメントを付けられるシステムを導入、動画配信技術や方法を学んだ。利用者参加型などを目指して図書館を楽しく学ぶ場を目指すプロジェクトも、現在につながっている。

常陽新聞新社のサイトへ

最新マップ