社団法人鶴岡青年会議所(JC、佐藤正廣理事長)の3月公開例会が17日、鶴岡市の出羽庄内国際村で開かれ、脳低温療法を開発し世界的に注目を集めている日本大学医学部教授の林成之さんが「受験に! スポーツに! 己に! 打ち勝つ『勝負脳』会得術 林成之伝播塾」と題して講演した。
林さんは1939年、富山県生まれ。日本大医学部、同大学院医学研究科博士課程修了後、米国のマイアミ大医学部脳神経外科に留学。94年に日本大医学部付属板橋病院救命救急センター部長に就任した。その後、救急患者の治療に取り組み、脳死寸前の患者を救った脳低温療法など画期的な治療法を開発し、大きな成果を挙げている。また、競泳の日本代表チームのアドバイザーとして脳科学を生かした指導で、北島康介選手らのメダル獲得に貢献した。著書に「〈勝負脳〉の鍛え方」や「思考の解体新書」、「脳に悪い7つの習慣」などがある。
公開例会は、市民に専門分野の知識を身に付けてもらい、明るい社会づくりに役立ててもらおうと開催。一般を含め約200人が聴講した。
林さんは講演の中で、自分の才能を磨く7つの習慣として、▽人の話を感動して聞く▽繰り返し考える▽素直に集中する▽何事にも興味を持つ―などの内容を説明した上で、「中学生になる子を持つ親は子供が物事をやる前にせかしては駄目。子供のやる気をなくして将来決められたことしかできない人間になってしまう。『自分がやってやろう』と思って行動する子は素晴らしい力を発揮することができる」と語った。