諏訪大社上社御柱祭を前に、伐採された御用材を運び出す仮搬出の作業が18日、伐採地の北佐久郡立科町内の蓼科山国有林、町有林で行われた。予定していたすべての柱を森林の中から重機を使って道路沿いまで運び出した。21日には、曳行(えいこう)開始地点となる茅野市、原村境の綱置き場に運ばれる。
作業には、請負業者の両角石材(同市笹原)の関係者や北山、米沢、湖東の3地区の若者組でつくる「三友会」の有志ら約30人が参加した。神事に続き、本宮一之御柱から作業を始めた。
同社は御柱を動かす際の衝撃を和らげるため、柱と接する部分にタイヤを取り付けた特製の”そり”を活用して運ぶなど慎重に作業を進めた。ワイヤの代わりに強度の強いバンドを使い、跡が付かないような配慮もした。3台の重機をフル活用し、参加者が協力して効率よく作業を進めた。
重機を操った同社の両角力専務(44)は「多くの氏子がかかわる御柱なのでなるべく傷や泥が付かないよう心掛けた」と話していた。19日は同町内にあるスキー場の駐車場まで8本を運ぶ予定。