入館者5万人達成

荘内日報社 催し 2010年3月18日

山王くらぶ 傘福で集客力アップ

 酒田市日吉町二丁目の観光施設「山王くらぶ」(国登録有形文化財)の入館者数が18日、2008年4月の新装オープン以来、5万人に達し、節目の入館者に対して現在開催中の展示会「湊町酒田の傘福」にちなみ、傘福の置物が贈られた。

 山王くらぶは1895年に建設。木造2階建て延べ床面積約1000平方メートル。2003年1月に国の登録有形文化財となり、05年には所有していた個人が市に寄贈。市は、さかた海鮮市場、酒田夢の倶楽の設置などで増加した観光客をさらに中心部に誘導するための拠点施設にしようと3カ年をかけ修繕、08年4月20日に新装オープンした。

 酒田の料亭文化・商人などをテーマにした「歴史展示コーナー」とともに、土産品などを販売する売店、茶菓を提供する「甘味の間」を設置。3月から4月にかけては酒田商工会議所女性会主催の同展を開催している。

 節目の入館者となったのは大阪府羽曳野市、無職、江崎敏子さん(72)。江崎さんは旅行会社が企画したツアーで、ほかの観光客とともに午前9時半すぎに同施設を訪問。セレモニーは2階大広間で行われ、本間正巳副市長が江崎さんに傘福の置物(直径約20センチ、高さ約30センチ)を手渡した。

 江崎さんは「以前から傘福に興味があり、ぜひ見たいと思っていた。最高の気分。木目込み人形やつるしびなの制作を40年も続けている。家に帰ったら、傘福も作ってみたい」と笑顔で話していた。

 市観光物産課では「昨年の傘福展では、1カ月間に1万2000人もの観光客が訪問した。傘福とともに、建物の意匠の素晴らしさが人気の要因だろう。昨春以降は映画『おくりびと』の影響もあり、NKエージェントビル(旧割烹小幡)を訪れた後、立ち寄る人が多いようだ」と話していた。

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