鶴岡工業高等専門学校(横山正明校長)の教育研究発表会が16日、鶴岡市のマリカ東館・庄内産業振興センターで開かれ、教員が取り組んでいる研究の成果を披露した。
庄内地域の企業などで構成する鶴岡高専技術振興会の会員や一般市民に研究成果を発信しようと2005年から毎年開いている。一般研究と技術振興会受託研究の2部に分かれ、合わせて15人が各15分ほどの持ち時間で研究内容や結果、課題などを発表した。
午前中の一般研究の部は9人が発表し、高専や企業の関係者など約20人が聴講した。
このうち、「学生の学習意欲と行動態様に関する調査研究」のテーマで発表した制御情報工学科の宍戸道明准教授は、大講義室での学生の座席選択傾向と学習達成度(期末試験による評価)の関係について研究。アンケートや観察調査などの結果、中央の座席を選ぶ学生は学習達成度が比較的高く、教壇から離れて着席したり、あえてスクリーンが見えにくい場所に着席する学生は学習に興味が持てず授業前から消極的で、結果的として学習達成度が低かったことを説明し、「教員側には一方的な授業をやめるなど工夫が求められる」とした。