伊那市職員と信大生 ますみヶ丘で炭焼き交流会

常陽新聞新社 地域 2010年3月8日

 伊那市ますみケ丘平地林内の炭焼き小屋で8日、伊那市職員2人と信州大学農学部の学生6人による初の炭焼き体験交流会が始まった。6年ぶりに復活させた窯で窯詰めに挑戦した参加者たちは、 先人の知恵が凝縮された炭焼きの喜びや苦労を味わっている。
 体験交流会は間伐材を利用した炭焼きへの知識を深め、里山の保全などについて考えながら交流してもらうのが狙い。伊那市が森林整備活動などする農学部内の二つの学生サークルに提案、実現した。伊那市荒井の炭焼き愛好家、田畑昌栄さん(72)が2002年に作製した窯を使用。長い間使われていなかった窯を清掃してから作業に入った。
 まき用に、平地林内のカラマツやヒノキなどの間伐材約180キロ分が用意され、田畑さんの指導を受けながら長さ約90センチに割ったまきを窯内にびっしりと詰め込み、点火した。煙の色や煙道の温度などを手掛かりに燃焼状態を見極めながら数日間燃やして火を止めるという。16日ごろには窯出しする予定だ。
 炭焼き体験は初めてという農学部3年生の高田乃倫予さん(21)は「思った以上に重労働。時間も掛かり、炭焼きの大変さがよく分かった。出来上がるのが楽しみ」と笑顔で話した。
 市農林振興課によると、完成品は、市と友好提携関係にある新宿区の子どもや農学部生らに活用してもらう予定で、今後は炭焼きの場も提供したいとしている。

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