江戸の町並みに溶け込んだ販売所

東愛知新聞社 文化 2010年3月4日

 地区をあげて江戸時代から昭和前期の街並みづくりに取り組む豊橋市二川地区にこのほど、レトロな外観の建屋が出現した。東三河ヤクルト販売(豊橋市花中町、高橋豊彦社長)が新築した二川宿センター。「地区の街並みに溶け込みたい」と、外観だけでなく、看板から飲料自販機まで、すべてをレトロ調に仕上げた。

 場所は旧東海道沿い。JR二川駅から二川宿本陣資料館に向かう道筋にある。電器店が撤退した跡地を利用し、通りに面して駐車場を、約50メートル奧に建屋を設けた。
 今年はヤクルトが創業して75年、東三河ヤクルト販売が誕生して50年。ともに昭和前期に当たることから、建物外観は江戸時代の二川宿を根っこに、昭和前期の香りのする雰囲気に仕上げた。
 具体的には、建物全体を江戸時代の商家風にしたほか、正面に旧二川宿の格子戸を模した飾りをつけた。また、昭和前期をほうふつさせるように、ヤクルト創業時のキャッチコピー「生菌ヤクルト 國民保健飲料」を、当時の書体で再現したほか、懐かしのホーロー看板も掲げた。
 そのほか、街道沿いにはヤクルト飲料品の自販機を抱きかかえるように、旧家の門構えを模した建物を設置した。
 また、二川地区景観条例に合わせ、建物全体の色は白と濃茶色に基調にした。
 東三河ヤクルト販売では「二川宿センターは、豊橋市東部地区の販売拠点として新たに設けた。街に溶け込みながら、地域に愛される存在に育っていきたい」としている。

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