バンクーバー冬季五輪のスピードスケート男子日本代表で、団体追い抜き(チームパシュート)8位となるなど善戦した釧路市出身の出島茂幸選手(27)=十六銀行=が3日帰釧し、両親らが釧路空港に出迎えた。出島選手は「結果的には打ちのめされたが、得るものが大きく今後に必ずプラスになる経験だった」と振り返った。当分の間は故郷で休養する予定。
出迎えたのは父親の昇さん(54)と母親の恵子さん(55)、釧路スケート連盟の佐藤靖昌副会長。午後4時すぎの全日空機で故郷の地を踏んだ出島選手に対し、昇さんや佐藤副会長ががっちり握手を交わして健闘をたたえた。
疲れた表情の出島選手は27位に終わった5000メートルについて、「この4年間のレースの中で最も長く感じた。つらく、悔しい結果になったが、それが今の実力」。チームパシュートについて「メダルに近いと思っていたが結果は力負け。厳しいオリンピックだった」と、世界との実力差を痛感したことを強調した。
そして「4年に一度のオリンピックにコンディションを合わせることの重要性を感じた」とした上で、「ベテランと若手が競い合ってもっとレベルを上げないと勝てない。次の五輪のことはまだ分からないが、ベテランとの競り合いの中で若手が台頭してくれば、次の中心になるべき。ただ、自分も簡単には明け渡すつもりはありません」と語り、今後もさらに向上しようという意欲を示した。
これで今季の公式戦を終えた出島選手は「温泉でのんびりしたい」と語り、当分の間は地元で休養しながらあいさつ回りなどを行う予定だ。