日本観光協会会長賞にアマンカムイ【釧路】

釧路新聞社 社会 2010年3月3日

阿寒湖温泉の「湖畔屋」

 釧路市阿寒湖温泉の土産物店「湖畔屋」(星輝一社長)の木彫り民芸品「アマンカムイ」が、今年度の全国推奨観光土産品審査会(全国観光土産品連盟主催)で「日本観光協会会長賞」を受賞した。同審査会は全国から1000点以上出品される土産物を菓子や食品、民芸品、工芸品の部門に分けて審査するもので、アマンカムイの入賞は5年ぶり3回目。星さんが30年以上前から彫っている作品だが、にっこりほほ笑むその表情が「だんだん星さんと似てきた」と評判になっている。
 アマンカムイは、アイヌ語の「食べ物を守る神」という意味で、星さんが彫った作品を見たアイヌコタンの木彫り職人が「アマンカムイみたいだ」と言ったことから名前がついた。
 星さんは、気分がいいときしかアマンカムイを彫らない。その時の気持ちが作品の目に現れてしまうからだ。「ほほ笑みは人間の内から自然とわき出るもの。おいしいものをいただき、健康で明るく生きたいという願いを込めている」と言う。
 長年木彫りをしていてうれしいのは、以前買ったお客さんがまた訪ねてくれること。子宝に恵まれない夫婦がアマンカムイを買って帰った後に子どもができたと言ってその子を連れて来てくれたり、食品関係の店の人が支店が一つ増えたといってお礼に来たこともあったという。
 受賞の知らせに星さんは「長年一つのものにこだわってやってきたことが評価され、全国に阿寒湖温泉を発信できる。木彫りでこれだけの街並みを持っているところはほかにない。ぜひこの土地に来て買って行ってもらいたい」と話している。

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