介護、福祉用具などの研究・製造に取り組んでいる「工房利匠」(本社・常陸大宮市、小野田利光社長)が、これまでにない機能をもった介護ベッドを開発した。
全国の医療、福祉の現場で注目されており、県内では水戸市千波町の県総合福祉会館内に展示されている。
同社は、1997年の設立以来、福祉用具の研究、開発を展開。特に病院関係者の間などから、オムツ交換や床ずれ対応の大変さを知った小野田社長は「介護ベッド」の改良を重ねてきた。
新しく開発したベッドは、介護者の負担を軽減する機能が随所にみられ、利用者や介護作業に合わせてベッドの長さや高さが調節できる。床ずれ防止は、自動的に左右に動き、体位変換を自動化。角度も自由に設定でき震動、音もない。
さらに、介護のうえで利用者の精神的な負担になっている排せつの面でも、画期的な装置(ダートチャージ)を整備した。
これは、排せつを自動的に認知し、ベッドに併設したコンパクトな容器で処理。温水洗浄、温風乾燥して終了。気になる臭いがなく、おむつ交換のわずらわしさも解消できる。
家族が肉体的、精神的に追い込まれる例もある在宅介護現場での活用が期待され、「少しでも利用者と介護する人たちを守ることができれば」(小野田社長)と話している。
県総合福祉会館での展示は3、4月の2カ月間。問い合わせは工房利匠(電話0295・56・5027)まで。