岡谷エコーロータリークラブ(丸山裕之会長)は1日、ものづくり支援事業の発表会を岡谷市長地のライフプラザ・マリオで開いた。同クラブの助成金を活用し、課題製作に取り組んだ岡谷技術専門校と岡谷工業高校の生徒が成果を披露。「夢物語から実現に向けて歩み始めることができました」などと感謝した。
同事業は、新規事業として職業奉仕委員会(山崎広和委員長)が担当した。生徒から課題製作を提案してもらい、昨年6月に審査。同クラブは5件中3件を採用し、装置や部品購入に必要な経費(総額50万円)を助成した。さらに、ものづくりに対する心構えを伝授する出前講座を3回行い、経営者の考え方や情熱を会員自ら語り継いだ。
発表会では、岡谷技術専門校が自動パズル、岡谷工業高校がエコノパワー燃費競技車とLEDディスプレーの製作状況について報告。このうち、助成金で燃費競技車専用50ccエンジンを購入した岡谷工業高校自動車部の高橋和雅君(16)ら部員7人は、「さまざまな機械の使い方や目標に向かっての協力体制を学びました」とあいさつした。
競技車の完成度は約3割。同校機械科の石田隆雄教諭は「自動車部員は全員1年生。溶接や機構学の授業を受けていない彼らが自分たちで調べて、ここまで製作した。支援がなければあきらめていたと思う」と語る。部員たちは5~6月に競技車を完成させ、10月の長野大会出場を目指しているという。
丸山会長は「これからの岡谷の工業を担ってほしい」と期待。山崎委員長も「経営者の考え方や思い、感性を伝えたかった。地元にいい企業があることを知ってもらう手助けができたと思う」とした。来年度以降の事業継続は新体制で検討する。