やっぱり釧路はシシャモがナンバーワン─。釧路支庁(田中正巳支庁長)はこのほど、支庁に勤務する職員を対象に旅行や帰省の際、お土産に買っていって評判のよかった物のアンケート調査を行った。その結果、トップは「釧路ししゃも」、2位は厚岸産の「カキ」と「アサリ」で、いずれも生産者や経済界が一体となって高品質化やブランド化に取り組んでいる水産物、加工商品が人気を上げており、地域ぐるみによる高度化・商品アピールの戦略が効果を表している。
職員のお土産アンケート調査は、田中支庁長ら幹部の提案で行われた。支庁の職員は道職員で本庁のある札幌や道内各地から異動して来る転勤族の代表のような立場。旅行先や帰省にどのようなお土産を買っていくのか、釧路商品の人気のバロメーターとして興味ある企画となった。
現在の職員は庁内12課で約270人。重複回答も良く、総数は342品にもなった。最も多かったのは、「釧路ししゃも」で回答は19人。釧路地域ブランド推進委員会の専門部会(座長・岡山末吉釧路市漁協専務)などが中心になってブランド化戦略を推進してきた効果とみられる。買った場所は和商市場が中心で、贈った感想では「大変喜ばれた」と好評を博している。
和商市場では、10匹をくしに刺したすだれ干しが、雄で400円から600円、雄雌混合が680円と手ごろな値段。なかでも人気が高いのは、同ブランド推進委員会が統一のロゴマークやデザインを開発した雌40匹の入ったパッケージ(3500円)の商品で、「お土産に喜ばれていますよ」(水野商店)と人気は上々のようだ。
2位は15人が投票した厚岸漁協直売店の「カキ」と「アサリ」。これは「身が大きくておいしい」との感想。3位は、福司の地酒ケーキ(菓子処なかじま)。4位は、厚岸漁協と釧路市内で販売されている秋の味覚のサンマ。「新鮮で脂が乗っている」と賞賛している。この後は「丹頂鶴のたまご」や「ねこのたまご」「まりもようかん」「いちご大福」など、若い女性たちに人気のスイーツが並んでいる。下位ではあるが釧路川に現れたラッコのクーちゃんにあてはめた「クーちゃんパン」もランキングし、まちの話題も観光要素(土産販売)となっている。