“庄農米”と加茂水技術 合体

荘内日報社 教育 2010年2月24日

連携授業で「いか飯」作り

 加茂水産高校(三浦幸雄校長)と庄内農業高校(高倉吉英校長)の連携授業が23日、加茂水産高で行われた。両校の2年生が、自分たちが栽培したコメや実習船で釣ったスルメイカを使って「いか飯」作りに挑戦した。

 加茂水産は毎年夏、漁業実習船「鳥海丸」に生徒が乗船して日本海沖のスルメイカの分布調査などに取り組んでおり、その際に生徒が釣ったイカをいか飯に加工している。

 昨年度、イカに詰めるコメをもち米から庄農が栽培しているミルキークイーンに変えたところ、非常に粘りがあり冷めてもおいしかった。昨年10月の県農林水産祭り(天童市)で試食コーナーを設けたところ好評で、さらに先月鶴岡市で開かれた日本海寒鱈まつりでは100袋を販売、約1時間で完売した。

 今回の連携授業は、「評判のいか飯の作り方を庄農の生徒からも覚えてもらおう」と両校が打ち合わせて実施。この日、庄農生物生産科の作物選択の2年生9人が加茂水産を訪問した。

 イカ40杯とミルキークイーン3キロ分が用意され、加茂水産の海洋環境科食品系の2年生8人が指導役を担当。3グループに分かれてイカの内臓、足を取り除く「つぼ抜き」や、足をみじん切りにしてコメと交ぜイカの胴体に詰める作業などに取り組んだ。

 生徒たちは「足を切る時はどっちに向ければいい」「こっちに向けてずばっと切る」と和気あいあいとした雰囲気の中で作業を進めた。庄農の五十嵐敬光君(17)は「切る作業が難しかった。うまくできたか自信はないけど、加茂水産のみんなが親切に教えてくれた」と話した。

 いか飯は、加茂水産の生徒たちが真空パックなどにした後、庄農の生徒に届けられるという。

荘内日報社のサイトへ

最新マップ