本宮一は初の「湖南・中洲」 諏訪大社上社御柱抽籤式

長野日報社 文化 2010年2月15日

 諏訪大社上社の御柱抽籤(ちゅうせん)式は15日、諏訪市神宮寺の上社本宮で行われた。「地域にふさわしい柱が授かるように」と早朝の祈願を続けてきた8人の抽籤総代が神前で順番にくじを引き、本宮、前宮各4本の御柱の曳行(えいこう)担当が決まった。「本宮一之御柱」は上社本宮のおひざ元「湖南・中洲」が担当。地区割りが現在の枠組みになった1902年以降、初めての曳行となった。「前宮一之御柱」の担当は「四賀・豊田」に決まった。
 各地区では担当する御柱が決まったことで、柱の大きさに見合った曳き綱の綱打ちや、3月11日の伐採に向けた準備が本格化する。
 抽籤式は本宮月次(つきなみ)祭に併せて行われた。境内は午前7時ごろから降り始めた雪で真っ白。氏子らは暗いうちから集まり始め、神事が始まる午前11時までには約1500人が参列した。
 平林成元宮司が祝詞をあげた後、8人の抽籤総代全員が玉ぐしをささげ、抽籤に入った。抽籤総代は事前のくじ引きで決まった順番で幣拝殿に昇り、本くじの順番を決めるための順くじを引いた。抽籤順が決まると昇殿順に座り直し、曳行担当を決める本くじに臨んだ。神前の竹筒から本くじを引いた抽籤総代がこよりを開き、神職から結果が伝えられるたびに、斎庭(ゆにわ)に整列した氏子らから「うぉー」と声が上がった。
 混乱を避けるため、斎庭に入庭できる人数を各地区83人(うち木やり師3人)に制限して行った。社務所前の祈祷殿と高島神社の間付近には抽籤式の様子を伝える大型モニターが設置され、斎庭に入れない氏子たちがかたずをのんで見守った。
 注目の「本宮一之御柱」は、本くじを6番目に引いた「湖南・中洲」が引き当てた。喜びにわく氏子らは、直会を終えて姿を見せた抽籤総代の藤森昌弘さん(69)を担いで地区内を行進。報告会場の神宮寺公民館まで練り歩き、喜びを爆発させた。

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