和歌山県田辺市稲成町、伊作田稲荷神社(倉山富雄宮司)で13日、竹筒に入る小豆がゆの多さで農作物や水産物の豊凶を占う伝統の神事「かゆ占い」が営まれた。今年占ったのは125品種。野菜で豊作が目立った。
古くから続いている市の無形文化財。毎年「初午祭」と同じ「二の午」に当たる日に営んでいる。
占ったのは米や野菜、梅、かんきつ類、花、魚介類など。品種ごとに番号をふった長さ約10センチの竹筒125本を神殿で祈願し、倉山宮司が小豆がゆの釜の中に竹筒を沈めた。かき混ぜた後、白装束姿の総代らが次々と竹筒を取り出して割った。倉山宮司が中の小豆がゆの量を見て「上上」や「上」「中」「下」と占った。
梅の南高と古城は「中」だったが、小梅は「上上」だった。ミカンでは宮川早生が「上」、宮本早生が「上上」だった。
野菜などを栽培している農業鎌倉忠次さん(80)=田辺市稲成町=は「ダイコン、トマト、白うり、ネギなどを作っているが、すべて上。今年も豊作だ」と喜んだ。残った小豆がゆは振る舞われ、参拝者は一年の無病息災を祈った。